【番付編成回顧】平成15年九州~16年初場所

番付編成回顧

公傷が廃止になる代わりに、関取が4人増(幕内2人、十両2人)されたのが平成16年初場所。

幕内~十両間
横綱武蔵丸引退
6勝9敗玉春日前13皇司5勝10敗 ↓
6勝9敗 ↓豊桜前14
2勝6敗7休 ↓玉力道前15
8勝7敗 ↑海鵬十1
十2黒海14勝1敗 優 ↑
9勝6敗 ↑朝乃若十3光法8勝7敗
11勝4敗 ↑潮丸十4追風海9勝6敗 ↑
10勝5敗 ↑北桜十5

幕内~十両間は意外と?普通で今予想してもこうなるかなという感じ。玉春日と光法の入れ替えは悩むところだが、武蔵丸引退により定数増がなくても東16枚目が発生するので、残留の目が強いかなあと。

十両~幕下間
横綱武蔵丸引退
4勝11敗壽山十8蒼樹山引退
十9
4勝11敗 ↓泉州山十10出羽乃富士4勝11敗 ↓
十11
十12
十13
3勝4敗安馬下1
下2
5勝2敗 ↑若天狼下3五剣山4勝3敗 ↑
下4
5勝2敗 ↑露鵬下5
5勝2敗 ↑栃不動下6濵錦4勝3敗 ↑
下7須磨ノ富士4勝3敗 ↑
下8雷光4勝3敗
6勝1敗 ↑白鵬下9
下10
下11
下12
下13洋司5勝2敗
下14
下15
下16大真鶴7勝0敗 優

こちらはかなり特殊な編成となっている。
まず、幕下16枚目全勝の大真鶴が昇進。特殊な事情がない限り、「幕下15枚目以内全勝は昇進→幕下16枚目以下では全勝しても昇進しない」運用なので幕下16枚目以下の番付で十両昇進は平成以降大真鶴のみ。おそらくこの記録は今後も破られないだろう。

また、幕下7枚目4勝の須磨ノ富士、幕下9枚目6勝の白鵬も昇進。十両10枚目4勝の泉州山、出羽乃富士を残す選択肢もあっただろうが、さすがに下が3枚では残しづらかったか。ちなみに十両8枚目4勝の壽山は残留できたが、翌場所の番付は西14枚目で十両尻。正直須磨ノ富士よりは上でも良いと思うが、上げ優先の姿勢を示したかったのだろうか。

さすがに幕下筆頭で負け越しの安馬が昇進することはなかった。後に八百長問題の影響で幕下筆頭の負け越し力士が昇進することになったわけだが…。

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