日ハムサイドの心情を読み切ったスアレスのノークイック/西勇輝、エースの座を取り戻せ(6/8 日ハム2-3阪神)

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スアレスのノークイック

阪神1点リードの9回裏、二死から高濱がヒットで出塁し代走杉谷。
続く王柏融に対しての初球、スアレスは大きく足を上げ投球、  ストライクを取った。2球目以降は普通にクイックで投球。杉谷に盗塁をさせず、王柏融を打ち取った。
この「ノークイック投法」には根拠がある。
杉谷は盗塁できる選手ではあるが、代走の切り札とというほどではない。また、打者の王柏融は長打がある選手。ランナー一塁でも外野の間を抜けたりホームランで得点の可能性は考えられる。
そうはいってもスアレスから連打というのは容易ではないため隙があれば仕掛けたい状況ではあるが、初球から盗塁というのは非常に勇気がいる。「盗塁するとしてもボールカウントが進んでから、初球はない」と読み切ったスアレス(阪神バッテリー)の隠れた好プレイと言えるだろう。

西勇輝、エースの座を取り戻せ

この日の西勇輝は5回と2/3を103球で交代。交代した岩貞が同点打を浴びまたも勝利投手になれなかった。
交代の場面は二死一・三塁で3打数3安打の淺間。確かにこの日の西はしきりにマウンドを気にしてコントロールもイマイチだったし、相性や左が続く打順を考えたら代えたい場面ではある。ただ。単打でもまだ同点。リリーフに不安がある現状を考えれば西続投もあり得る場面だった。
特に阪神はエース・西勇輝を引っ張る傾向があった。今年も防御率3点台とはいえ投球回はリーグ2位。去年のように西をエースとして見ていれば代えていなかったように思う。状態を上げて、もう一度エースとして首脳陣に信頼される投手に返り咲いてほしい。

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