野球規則細則について、判明してる内容まとめ

アグリーメントより全然情報が少ない…。

スポンサーリンク
横長ディスプレイ広告

一般公開はされていない

野球規則細則は”プロ野球内規”である

アマチュア野球にはアマチュア野球内規がある。

プロ野球規則委員会は、野球規則細則(プロ野球内規)の「審判員のとるべき措置」に、次
の1項目を加えることを決めた。
「プレーヤーの人命にかかわるような事態など、プレイを中断すべき事態であると審判員が
判断したときには、プレイの進行中であっても、審判員は“タイム”を宣告することができる。こ
の際、審判員は、その宣告によってボールデッドとならなかったら競技はどのようになったか
を判断して、ボールデッド後の処置をとる。」
(略)
一方、アマチュア野球規則委員会は~

野球審判員マニュアル第4版(98P)

なお、やる夫スレではこのボールデッド処置は『野球規則・細則のうち審判員のとるべき措置の(13)項』とされているが出典なし。
後述の通り2011年時点で(13)項は別の内容になっているが、ボールデッド処置は1977年に追加されており、かなり古い。
デマではなくこの間に細則の条文構成が変わった可能性が高そう。

「審判員のとるべき措置」が少なくとも13項目ある

7,12,13は判明。上記のボールデッド処置も「審判員のとるべき措置」の一つ。

野球規則細則「審判員のとるべき措置・7」は、「私語談笑の禁止」として、次のように規定しています。
プレーヤーが相手チームのプレーヤーや観客と試合中または試合前に親睦的態度をとったり、私語談笑することは、野球規則によって禁じられているが、審判員は特に注意を払わなければならない。 なお、審判員もこのような行為があれば、あらぬ疑いを生む恐れがあるから厳に慎まなければならない。

グラウンドでの親睦的態度禁止の徹底について(NPB公式HP) 2011年3月7日

試合中の地震発生や急な停電時などの試合運営は、野球規則の細則「審判員のとるべき措置」の12(ライトが故障した場合の処置)、13(タイム宣告の特例)に従って対処していく。

審判部も開幕準備 地震、停電時の措置確認も(スポニチ) 2011年4月9日

セ・リーグアグリーメント第27条 試合挙行・続行の可否の決定

(1)試合を行うにあたって天候、照明灯、球場の状態その他の原因により試合を行うことの可否の判断は、試合管理人またはその代理人に一任されるが、当日審判員一人がこれに立ち会って意見を述べる。
(2)試合開始後は試合続行の可否の判断は審判員が行う。
 〔参考〕野球規則細則「審判員のとるべき処置」(c)観衆が雨を避ける施設がない競技場の場合に、降雨が激しく、試合続行が不可能と思われたときには、30分を待つことなく、試合を中止することができる。(抜粋)

金本「打たせろ」無念のコールド!(個人ブログ、ニュース記事の転載っぽい) 2007年4月

アルファベットによる構成になっている?

A7(指名打者ルール)?とA16(勝利投手ルール)が判明している。

「試合は、日本野球規則委員会制定の公認野球規則により行い、規則5.11の指名打者ルール(および野球規則細則A7)を採用する。このアグリーメントが野球規則と競合する場合は、アグリーメントが優先するものとする。」

野球規則委員会の決定に対する当球団の見解について(オリックス公式HP) 2018/06/27

「最も効果的な投球」をした救援投手を決定するにおいてまず重要な要素は、投球回数です。投球回数が他の投手より1回以上多い救援投手がいた場合には、その投手に勝投手の記録を与えます(野球規則細則Ⓐ16より)

【記録員コラム】勝投手はだれ?(NPB公式HP) 2017年6月27日

他・細則らしき内容

2008年日本アマチュア野球規則委員会 公式記録部会参考資料「公認野球規則補完」から
■ミスプレイの助けを借りた進塁について
※ミスプレイ後、打者の打撃行為で走者が進塁した場合、その打撃行為でミスが消滅するか否かを決める必要があるが、公認野球規則では明確な規定はない。プロ野球内規をアマチュアでも参考にし
☆ミスプレイ後の内野ゴロ、外野フライ、犠打、盗塁、野手選択では走者は勧めなかったものとする。(「公式記録完全マニュアル」P27)

公式記録確認シート(P8)

さらに仮の話になりますが、この試合における5人の救援投手のうち、柿木投手(2イニング)以外の誰かが1回1/3イニング以上を投げ、柿木投手との投球回数の差が1回未満になっていたとします。この場合は、セーブの条件を満たした投手にはセーブの記録を優先的に与えるので、1回1/3イニング以上を投げた投手が勝投手、柿木投手がセーブ投手となっていました。

【記録員コラム】勝投手になったからセーブが記録されない!?

公認野球規則に「セーブの記録を優先的に与える」旨は書かれていないので野球規則細則に基づくものと思われる。

真偽不明

 野球規則細則4には以前より、投手の遅延行為が掲載されています。
4 投手の遅延行為
(a)塁に走者がいるとき、投手が投手板をはずして走者のいない塁へ送球した場合、投手にボークを課す。ただし、プレイの必要上送球することはさしつかえない。
(b)投手が走者のいる塁へ送球したが、その送球は試合を遅延させるようなものであったと審判員が判断したときには、投手にボークを課す。
(c)ファウルボールが捕球されなかった後、球審から新しいボールを受けとった投手が、速やかに投手板に位置しない上に野手に送球したような場合、明らかに投手が試合を遅延させたと判断したときには、一度警告を発し、しかもなお、このような遅延行為がくり返されたときには、その投手を試合から除く。

首都圏サタデーリーグ-ボークをめぐる意見(草野球のHP?) 2001年1月

サヨナラ内野ゴロ→安打扱い(当ブログ)

「野球規則細則」「公認野球規則細則」どちらなのか?

NPB公式HPや野球審判員マニュアルは「野球規則細則」と表記しているのでおそらくこちらが正しいのだが、中国新聞は「公認野球規則細則」と表記している。
カープの勝ち投手を訂正、背景に栗林の回またぎ 13日の阪神戦でNPB

勝利投手訂正の話~13日の阪神対広島戦、勝利投手は松本に。

コメント