甘く溶けたら完成です(まんがタイムきらら2022年2月号ゲスト・春日沙生)を考察する

きらら漫画感想

なんか読んだことある気がするな~と思っていたが、作者が以前書いていた漫画(未完?)のリメイク版らしい。途中まではニコニコで公開されているが、終盤はツイッターのみ。

幼女が女子高生を自分のお家に隠しちゃうお話(ニコニコ)
https://seiga.nicovideo.jp/comic/39741

きらら版は春日沙生にしてはわかりやすい漫画か…?と思いながら読んでいたが、終わってみれば春日沙生だった。わ、わからん…。
「深く考えたら負け」の可能性もあるけど、一応考察。
きらら掲載分を”きらら版”、ネット掲載分を”同人版”と表記します。
基本的にはきらら版をベースに考察していきます。設定とか練り直してるんじゃないかな~と。

・幼女(名前不明)は催眠能力持ち?

ぶっ飛んだ考察にはなるが、これが一番自然じゃないかな…。
まず、部屋に閉じ込めるためには何らかの方法で宮嶋美羽を外から室内へ連れてくる必要がある。
当然幼女が学生を担ぐことは不可能なわけで、方法としては「大人の力(権力)で運んだ」「自力で歩いた」のどちらかだろう。

「大人の力で運んだ」説について。
まず、同人版では失踪がニュースになっている(10話)。きらら版でもニュースになっているか危惧している(129ページ)。つまり美羽の親に大金を払って美羽を買ったということはあり得ない。
大人の協力者がいれば事件にならないよう手回しするか誘拐を止めるだろう。ニュースになっていることを考えると、大人の協力者不在の可能性が高い。

となると催眠等でここまで「自力で歩かせた」という考察も変ではないと思う。
128ページ左3~4コマでは視線を意図的に合わせて『おねーさん いっしょにかえろ?』
130ページ左2~4コマ(ラスト)でも視線が合った状態で『「帰りたい」みうちゃんはそんなこと言わないよね?』
この2つの描写は、意識して見れば催眠をかけているように見える。フキダシも陰が付いていて他とは違う(126ページのトランプの部分ももしかしたら催眠かも)。

【甘く溶けたら完成です】というタイトルも、『美羽の脳を催眠で少しづつ溶かしていったら完成です』というのが個人的な解釈。

催眠かけられるなら全部催眠で解決できるんじゃ?とも思うけど、能力に制限があるのかもしれない。一日一回で限定で対象が狭い(誘拐をごまかすほどの催眠はできない)とか…。ちょっと苦しい?

ただ催眠説でも何故幼女の親が出てこないのか?という点は説明できない。実は幼女は人間ではなく天使でした~とかもあり得る(割と百合系の作品って人外モノ多いよね。この説は根拠皆無だから妄想みたいなものだけど)。

同人版ではハウスキーパーが存在しており、一人暮らしではないことが判明している。
このハウスキーパー、「美羽を見かけるまで誘拐のことを知らなかった」ので同人版でも大人の力を借りて誘拐したとは考えづらい。ハウスキーパーが通報してしまう可能性もあるので、大人が介入していれば普通は話を通しておくだろう。

頑張って考察したけど、8ページの漫画ではここまでが限界。

この手の不思議な世界観が春日沙生の魅力の一つだけど、きらら読者に受けるか?というと多分ノーだと思う。さかさまロリポップもそういう要素は排除してるので。そう考えると、3話連続ゲストをおねロリキャバクラにするのは正解だと思う。わかりやすいからね(おねロリキャバクラがわかりやすいってなかなかパワーワードだな…。

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