5月16日 「意思疎通」不足に見えた巨人

まずは今村の投球から。全体的に投げ急いでいた印象。2回も3回も2球で追い込んだ場面で3球勝負。陽川はゲッツーと最高の形となったが、中野には安打。昨日一昨日と巨人は「負けられない」意思を前面に出した継投をしていただけに、この3球勝負はチグハグにうつった。
結局今村は3回2失点(自責1)で交代。早すぎる投手交代は流れを代えたかったという理由らしいが、今村-大城バッテリーも何らかの意図があって3球勝負していたのだろう(個人的にはリリーフの不安を考えて少しでも長く投げたかったのではないかと思う)。選手と首脳陣で意思疎通ができていたのか疑問。

2番手の平内はいきなり2点を失いなお二死二塁で打者は近本。今の近本と糸原の調子を考えれば、敬遠もしくは二人でアウト一つと考える場面。しかしベンチから投手コーチは出てこず、近本にタイムリーを打たれ戸根に交代。戸根も流れを止められずに(ラッキーヒット気味ではあるが)タイムリーを許し最終的にここの2失点が勝敗を分けることになった。

好調で左の近本と勝負して打たれ、続く左の糸原に左の戸根というのは後手としか言いようがない。「点を取られたら交代」であればより近本のところでマウンドに集まるべきだっただろう。

本筋とは少々異なるがもう一つ、アルカンタラのバントの場面。
ストレート二つでストライクを取ったときのバント姿勢を見る限り、ストレートについていけてないように見えた。構え方的に低目の球もバントできるか疑問。何故スライダー系を選択(しかも高めに浮いた)のか、非常にもったいない一球だった。


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