5月14日の原采配 8番岸田9番松原のミス

そもそも岸田を打席に立たせないなら捕手を変える必要はあったのか?とも思うが…。まあ大城は絶不調なので懲罰的な意味もあったのかもしれない。野手起用の流れは以下の通り。

7回裏の攻撃は9番の香月(代打)で終了。8回頭から巨人はバッテリー交代。8番岸田、9番高梨とした。
続く8回裏の攻撃で3番・丸に代打中島。9回頭は中島のところに投手(鍵谷)、9番センターで松原を入れた。
巨人最後の攻撃となる9回裏は5番からで、スモーク-若林-吉川尚-岸田-松原-梶谷の並びとなった。結局ランナーが一人出て岸田のところに代打亀井を出したが内野ゴロでゲームセット。

まず、阪神の継投が岩崎-スアレスで来ることは7回終了時点で自明だろう。
巨人は8回一死一塁で丸→中島への代打を出したが、丸の状態や左対左ということを考えれば状況にかかわらず代打中島だったと思われる。また、9回岸田まで回れば亀井を代打に出すことも決めていただろう。
つまり、7回裏終了時点で代打中島、丸交代後のセンター松原、代打亀井までほぼ確定していたということである。
おそらく巨人は深く考えずに岸田をそのまま8番にいれたのだろうが、松原(.267)と亀井(.196)どちらを打席に立たせたいかといえば松原。
岸田を9番に入れていれば松原が先に打席に立っていた。

岸田を9番に入れていれば9回は二死二塁で松原。歩かされていた可能性はあるが、逆転のランナー。
二死二塁なら外野前進守備だが、二死一・二塁なら外野後退守備(一塁走者を返さないため)となり、ワンヒットで同点の状況になる。
どちらにせよ「二死二塁で亀井」よりは圧倒的に阪神は嫌だっただろう。

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