たまたま見かけたこの動画。センターフライに対してセカンドが二塁走者の視界を遮っているように見える。リプライ欄でもその旨が議論に。
このプレイは本来走塁妨害。何も取らずに流してしまったのは誤審だろう。週ベのよくわかるルール教室では、実際に04年MLBで起きたプレイが説明されている。
04年8月6日のデビルレイズ対マリナーズ戦で実際にあったプレーです。1対1の同点の10回裏の一死満塁で、デビルレイズのティノ・マルティネスは左翼フライを打ちました。三塁走者は俊足のカール・クロフォードですから、サヨナラ勝ちは間違いなしと思われたそのとき、マリナーズのホゼ・ロペス遊撃手はクロフォードの前に立って視野を妨げ、左翼手が捕球するのをすぐに確認できないようにしたのです。
走者が野手に視界をさえぎられタッチアップに失敗したら?
この行為に対し、審判は遊撃手の走塁妨害を宣告し、クロフォードの得点を認めたのです。
また、競技者必携にも以下のように記載されている。
7 野手が走者の視界を遮る行為(規則6.01h(2))
競技者必携2021
(1) 走者がタッグアップしているとき、野手が走者の前に立ち視界を遮る行為
(2) 野手が走者の前に立ち、ボールを保持している投手板上の投手への視界を遮る行為
ルールで困ったときによく見る書籍にもオブストラクションの例として記載がある。
②走塁を妨げられた走者に対してプレイがなされていなかった場合
野球審判員マニュアル 《第4版》 P168-169
例えば、~
(5)三塁手がタッグアップしようとしている三塁走者の前に立ち視界をさえぎった
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