函館記念カフェファラオのハンデを予想する

競馬

今年のフェブラリーステークスを制したカフェファラオが、芝に参戦することになった。JDD、かしわ記念と地方2戦は大敗。かしわ記念では地方の深い砂やキツいコーナーを敗因として挙げており、目標にできるダートのレースが少ないため芝を試すものと思われる。

函館記念(GⅢ)はハンデ次第で出走を決めるということだが、ハンデは何キロになるのだろうか。

2018‐2020年 ブラストワンピース

新潟記念(ハンデ54→実質57キロ)1着→菊花賞4着→有馬記念1着→大阪杯6着→目黒記念(ハンデ59キロ)

新潟記念の実質57キロというのは正直ちょっと厳しめ。逆に目黒記念の59キロというのはかなり甘めな印象。なお目黒記念は大敗した。

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2020年 モズスーパーフレア

シルクロードS(ハンデ56キロ)4着→高松宮記念1着→北九州記念(ハンデ56.5キロ)

ハンデが軽すぎて笑ってしまった例。GⅠを勝ったのに0.5キロしか増えず(牝馬なので実質58.5キロ)。
一応クリノガウディーの降着による繰り上げGⅠ制覇とはいえ、「不利がなければクリノガウディーに先着していた」という裁定なので、実質2着として扱うのはおかしいはずだ(まあ、クリノガウディーがハンデ58キロを背負っているのでそういう判断をしているのかもしれないけど…)。

2020‐2021年 カフェファラオ

シリウスS(ハンデ54→実質56キロ)1着→チャンピオンズC6着→フェブラリーS1着→かしわきねん5着→函館記念(??キロ)

さて、今回のカフェファラオ。勝ち鞍的には非常にブラストワンピースと似通っている。
「世代戦のGⅢ勝利→古馬とのハンデGⅢ勝利→GⅠ敗戦→GⅠ勝利→GⅠ敗戦」で、違いはハンデGⅢの実質斤量と、最後のグレードが異なる(目黒記念がGⅡで函館記念がGⅢ)という点。グレードが低い方が斤量は重くなる。

ブラストワンピースより起点が1キロ軽いが、GⅡではなくGⅢなので1キロではなく0.5キロ軽くなり、58.5キロというのが個人的な予想だ。最初は59キロで予想していたんだけど、モズスーパーフレアとの整合性が取れないため58.5キロにとどめた。
正直前例完全に無視していいなら59か59.5キロで悩むのだが。

また、「初芝だからハンデが軽くなる」という意見があるようだが、個人的にはこの考え方はないと考えている。
ダート馬の芝転向と言えばデスペラードを思い出すのだが、芝転向初戦の八坂ステークス(1600万下)では57.5キロを背負っている。ダートではハンデ58キロだったとはいえ、八坂Sの前3走がダートで10着(ハンデ58キロ)、11着(ハンデ58キロ)、6着(別定57キロ)と惨敗。大敗によりハンデが軽くなったと考えるのが自然だ。
芝転向より例が多いであろうダート転向でも、「初ダートだから斤量(ハンデ)が軽いな~」と思ったことはないでしょ?
ダートは芝の2軍と言う考え方はハンデキャッパーしないだろうしね。

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