8月17日の川端の一打が何故野選→安打に訂正されたかを考える

公認野球規則 野球
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正直最初安打に訂正されたのを見た時はえっ…?って感じだったのだが、ハイライトで安打に訂正されたことを意識しながら見るとまあ理解できるジャッジだったので、個人的見解を。

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1.失策にはならないのか?

本塁送球が逸れなければ本塁アウトだったため、失策を付けないかという点が初めの焦点となる。
公認野球規則9.12(d)『次の場合には失策を記録しない』の(2)には以下の記載がある。

【注】野手が難球に対して非常に好守備をしたが、体勢が崩れたために悪送球をした場合には、送球がよければ、打者または走者をアウトにできたかもしれないと思われるときでも、その野手には失策を記録しない。

つまり、今回の吉川尚のプレイはスライディングキャッチ後すぐ送球をしたので、好守備かつ体制が崩れたという扱いで失策は記録しないというのが一般的な解釈になると思われる。

2.安打に変更したのはなぜか?

普通に考えれば一塁に投げればアウトなのだから、当初の通り野手選択が正しそうである。ただ、映像を見ると、
ファースト…打球を取りに行き、セカンドの送球を避けるためにしゃがむ
ピッチャー…一塁ベースカバーに行くが、セカンドが本塁送球を選択したため送球を避けるためにしゃがむ
カメラが本塁のプレイを映しているため打者(川端)が一塁ベースを踏んだ時の状況は確認できないが、おそらくベースカバーより早く駆け抜けていたと思われる。
疑似的な「ベースカバーが遅れた」という状況なので、安打にしたと思われる。本塁投げなきゃベースカバー間に合ってるはずだけど、そういった考えはしないのだろう。ピッチャーには酷な話だが…。

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