2021年桜花賞の売上はそもそも前年比36億円増なのか

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発端は上記ツイート。まあいろいろな意見が出ているようだけど今回の焦点はそこではなく、売上が前年比36億円増という情報が真実なのかどうか調べたところ、そもそも36億円増ではなかったというハナシ。正しい桜花賞の売上は下記新聞社記事ソースの通り前年比42億円増。何故このような誤りが生まれたのか調べてみる。

【桜花賞】売り上げダウン…対前年比は83・4%[ 2020年4月13日 05:30 ]
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2020/04/13/kiji/20200412s00004145365000c.html
桜花賞の売り上げは140億4762万3500円で対前年比83・4%だった。

【桜花賞】ソダシ効果!? 売り上げは182億円超で前年比30・2%アップ 2021年4月11日 17時46分
https://hochi.news/articles/20210411-OHT1T50181.html
 桜花賞の売り上げは182億8906万7300円で前年比30・2%増だった。
180億円を超えるのは、ブエナビスタが優勝した2009年の190億3704万2700円以来となる。

今年の桜花賞売上が182億円という情報はおそらく間違えないはずなので、前年の売上を146億円(182‐36)と勘違いしているものと思われる。
この146億円という数字がどこから出てきたかわからない。JRA公式から2020年桜花賞の成績表を確認したところ、売得金計は確かに146億円になっている。あれ、新聞社間違ってる?と一瞬思ったのだが、よく見ると内訳に5重勝が6億円含まれている。
5重勝(WIN5)は5レースの1着を当てる馬券であり、桜花賞の売上とは言えない(新聞の売上もWIN5を抜いている)。2020年の売上はWIN5込み、2021年の売上はWIN5抜きで計算したために36億円という誤った情報が生み出されたのだろう。あーすっきり。

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