【競馬】数少なくなった除外権利について

Twitter(現:X)を見るといまだに旧来の除外権利で考えている人が結構多いので、除外権利に特化してひと記事作る(2023年=2024年ver)

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新馬戦(メイクデビュー)

現在の除外権利のほとんどは新馬戦によるもの。新馬戦はブロック制がないこともあり、中山、東京で特に頭数が集まりやすい。50頭登録と地獄のような状況になり、除外権利を一つ持っていても除外されることも。

新馬戦の出走順は以下の通り。
①除外権利の多い順(フルゲート-5頭まで)
②全頭(5頭枠)

5頭枠について
出走枠のすべてを「除外権利の多い順」にすると除外権利狙いの登録ばかりになるので、フルゲートの内5頭は権利関係なく抽選しますよという制度。反対意見もある

なお、①②の順番については明記されていない。
例えばフルゲート15頭、除外権利持ち18頭、除外権利なし7頭だった場合。
まず18頭(除外権利持ち)から10頭(フルゲート-5頭)抽選するのが①→②方式。
一方で25頭(登録全頭)から5頭抽選するのが②→①方式。

ネットでは②→①方式が主流。
メディアでも割れており、報知は①→②、UMAJINは②→①としている(当記事では①→②を採用)。

京都5Rはフルゲート16頭に対して計29頭の出馬投票がありました。その中で除外の権利持ちは19頭いたんです。まず、最初の抽選はこの権利持ち19頭が行います。
ただ、関係者がよく使う「5頭枠」、つまりは権利を持ってようが、持ってまいが関係ない5頭分の枠っていうのが新馬のレースにはあるんです。ということで、除外の権利を持っている19頭が狙うのは16頭から5頭を引いた11頭分の枠ということになります。

 その一次抽選では8頭が外れたことになりますよね。その8頭に、今回から初めて投票した10頭を加えた計18頭で「5頭枠」の抽選を行うわけです。

こんな時期だから復習です(栗東) 2018年1月13日 スポーツ報知

障害オープン(一般戦)

2022年までは障害オープン(特別戦)も除外権利があったが実績馬が除外され問題になり、2023年から一般戦のみに。

出走順は以下の通り。
①除外権利の多い順で出走馬決定賞金の多い馬
②出走馬決定賞金の多い順
③未出走馬および未勝利馬

※未勝利馬(未出走馬)が除外されても除外権利は発生しない
※「オープン競走の次走優先権付与制限対象期間(前4節)」に出走していた場合、除外されても除外権利は発生しない
※オープン競走に5頭枠は存在しない

(六) 上記(一)から(五)の場合において、最初に出馬投票した競走(オープン競走を除く。)に出走可能頭数を超過する申込みがあったときは、出走可能頭数のうち5頭の出走枠については優先出走を認めないものとする。ただし、再投票についてはこの限りでない。

競馬番組一般事項 Ⅴ出馬投票 2.出走できる馬の決定方法

世代戦オープン、1勝C

オープン(2歳・3歳)

①除外権利※の多い順で収得賞金の多い馬
②収得賞金の多い馬

※格上挑戦で除外されても除外権利は発生しない
※「オープン競走の次走優先権付与制限対象期間(前4節)」に出走していた場合、除外されても除外権利は発生しない
※オープン競走に5頭枠は存在しない

1勝クラス(2歳・3歳)

①除外権利※の多い順(フルゲート-5頭まで)
②1勝クラス馬(5頭枠)
③未出走馬および未勝利馬

※格上挑戦で除外されても除外権利は発生しない。ただし2歳夏季は1勝Cが存在しないので、当時オープンだった馬がオープン競走で除外され、その後1勝Cになった場合は除外権利が有効。
例:9月3日すずらん賞に収得賞金400万円の馬が登録するも除外。翌週(秋季競馬)からは1勝Cになるので、1勝Cで除外権利を使える

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