全体的な感想から言えば、「コロナ渦で経済的に苦しいので辛目」ではなかったことは良かったなあと。三賞最大6個は結構甘めだと思う。
三賞 | 力士・条件 | 14日目時点勝敗 | 結果 |
殊勲賞 | 大栄翔(初) | 12勝2敗 | 〇 |
敢闘賞 | 琴ノ若(初・千秋楽勝てば) | 10勝4敗 | ● |
明瀬山(初・千秋楽勝てば) | 9勝5敗 | ● | |
技能賞 | 照ノ富士(3回目・千秋楽勝てば) | 10勝4敗 | 〇 |
大栄翔(初・優勝すれば) | 12勝2敗 | 〇 | |
翠富士(初・千秋楽勝てば) | 8勝6敗 | 〇 |
まずは大栄翔。12~13勝での優勝なら傾向的に三賞二つは妥当。近年は優勝すると殊勲賞確定の傾向がある。また、とりあえず三賞をあげたいときに技能賞を持ってくる傾向もあり、今回もそういう割り振りなのだろうが何故敢闘賞ではないのかという疑問は残る。
大栄翔が何度も敢闘賞を貰っているならわかるのだが(それもおかしな話だが)、意外にも大栄翔は敢闘賞を貰ったことがない。大勝ちに対しての評価でシンプルに敢闘賞でよかったと思う。
琴ノ若、明瀬山の敢闘賞(条件付きで両者三賞ならず)。どちらもやや甘めかなという感じ。
新入幕ではない明瀬山に10勝で敢闘賞というのは先場所の千代の国と同じような星の並び(初日から6連勝)だからだろう。
琴ノ若も優勝争いに絡まない形での11勝。番付的に十両力士と2番取ったのも微妙なところ。ただ、三賞受賞したことがないので甘めでもいいとは思う。
照ノ富士、翠富士の伊勢ヶ濱勢。
照ノ富士は甘めに感じた。照ノ富士は既に三賞7個。11勝とは言え中日までに3敗で優勝争いに絡めなかったのもイマイチ。
翠富士に関しては一般的には甘いが業師の初受賞なので個人的には賛成(炎鵬の初受賞と同じ感じ)。
あげて欲しかったのは宝富士。以外にも三賞は敢闘賞一つのみ。独走しかねなかった大栄翔を止めたのは場所の盛り上がりという意味で非常に大きい。一応2大関も破っているし。
3大関を破った御嶽海もありだが、すでに三賞9個(内殊勲賞6個)貰っているのでやや苦しい。
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